<君の掌の上の地球>

〔'2003年10月18日〜19日
 全4回公演
 テングザル舞踊団第5回公演
 アトリエ・フォンテーヌ(六本木)〕

演出・構成:長谷川麻里子
音響:岸智美
証明:小峰将之
舞台監督:平井徹
衣装:金沢文子
振り付け:MARIKO With All Casts
出演:安達千晶/井上わかば/
大場はるよ/加藤通子/杉田知佐/関弥生/染谷美佐子/
千葉由紀子/長谷川麻里子/
前田ゆー子

観覧日:10月19日18:00の部(最終)
#パンフレット(チラシ)#

 あっ!とおどろく放送局で生出演しているショーGEKIお嬢のみちこさんが出演、
と言うことで見に行ってきました、
劇場が地下だったとは・・・思わず探してしまった、
話によると、もとはいずみたくさんのミュージカル専門学校の
アトリエだったらしいです。

さて今回の舞台は、台詞は一切なしで、
劇団の名前の通り”踊りだけの舞台”でした、
踊りだけでいろいろなことを表現する、
これはある意味チャップリンやバスター・キートン時代
(日本で言えば片岡千恵蔵時代)の
無声映画と似た部分があると言えないだろうか、
当然踊りなので音楽はある、
無声映画も、効果音として音楽は使っていた
(講談師が筋説明や台詞を語っていたのもある)
昨今のドラマや映画は台詞がやたらと多い、
それが必要な台詞ならいくらあっても良い
しかし、最近は説明台詞が多く余り好ましくはない傾向である、
その点今回の舞台は台詞なし、
体の動きや表情で全ての感情を表現する、
今までこのような形式の舞台は見たことがなかったが、
感銘を受けました。

 今公演は5つの話で構成されています

1、君の掌の上の地球1
2、今日も変わりなく お元気で
   〜The Futon Carnival〜
3、幾何学的な午後
   〜Waiting for the〜
4、青い切符
5、君の掌の上の地球2


1では野球のボールくらいの蛍光グリーン球を持ち踊ります。
5では新体操で使うような球を転がし弾ませ踊ります。
2,3,4では実に激しい踊りです、10人一斉にだったり順繰りだったり、
ともかく踊りの激しさ、スピード感は圧巻です、
青い切符は実に意味深です、切符なんですよキップ、
何の切符なのかは、
見ている一人一人が違うものに思えたかもしれません。

この球が地球なわけですね、
地球とは毎日見ているけど、実際に見た人ってごく一部なんですよね、
それゆえに、
地球の捉え方って人それぞれ、この舞台もそんな舞台でした、
1人1人にある地球、
皆が見る1つの地球、
人はまるで自分が地球を動かしているかのごとく、振舞っている、
しかし、実際には地球が人を動かしている、
人それぞれの地球、しかし下(もと)にある地球はたった一つ、
地球を人が皆で包み込むことこそが、
地球に住まさせてもらっている人の役目。

公演後は劇場の外で通子さんと初対面でしばしご歓談、
別に急いでいたわけではないが、帰り急いでしまった、
まだまだプチ女性恐怖症は治らないのかも・・・、
他の人も待っている感じだったし・・・ね。

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